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Slowdown in EV growth significantly impacts 2024 outlook for Umicore’s Battery Materials activities

Regional website Japan

電気自動車の急激な需要成長の鈍化はサプライチェーン全体に影響を及ぼしておりますが、ユミコアの電池材料に対する需要予測もこの数週間で急減しており、2024年の電池材料の販売量は昨年と同等かわずかに減少する見込みです。これらの背景から、ユミコアは電池材料事業グループの2024年度通期業績予想を下方修正しました。同事業の修正後EBITDAは損益分岐程度になる見込みです。

尚、ユミコアの基盤事業(触媒事業、リサイクル事業、スペシャリティマテリアルズ事業)の2024年の業績は引き続き堅調で、全体として市場予想に沿ったものであり、力強い収益とフリーキャッシュフローを生み出す能力を保有していることを裏付けています。

現在、ユミコアは2024年通期のグループ調整EBITDAが7億6,000万ユーロから8億ユーロの範囲になると予想しています。修正後の業績予測には、正極材販売量減少を引き起こした以下3つの原因が反映されています。

・   レガシー契約の終了が予想以上に早まったこと。

・   顧客が自動車電動化増強計画を縮小しているため、欧州での新規契約の立ち上げが遅れていること。

・   中国の電池OEM向けの数量が2024年に実現しない。

 

Bart Sap(Umicore CEO)コメント :

「電池材料事業の短期的な見通しは期待に沿わないものとなりました。しかし、他の重要産業の変革と同様、エレクトロモビリティの変革の軌跡も直線的にはいきません。だからこそ、私たちはエレクトロモビリティの長期的展望に対する強い信念を持ちつつ、敏捷性と決断力を持って自らの成長路線を見直し、そして当面の課題を乗り切るために必要な行動をとっています。

ユミコアの補完的な事業は各市場で世界をリードしており、それらの事業が作り出す強固な基盤の上に私たちは立ち続けています。これらの事業は、強力なキャッシュフローとリターンの基盤であると同時に、私たちの膨大な知識と経験の宝庫でもあります。このことは、電池材料事業でもこの成功を再現したいという私たちの意欲を支えるものです。」

詳細は本社webサイトでご覧いただけます。