2023年上半期　連結決算速報

不安定な市場環境下でも高い利益率

2023年7月28日、Umicoreは2023年上半期連結決算速報を発表しました。

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貴金属価格の低迷、マクロ経済の成長鈍化、コストインフレにもかかわらず、ユミコアは2023年上半期のグループ収益21億ユーロと、2022年上半期及び2021年上半期と同水準となり、2022年末以降の市場環境が厳しさを増す状況において事業の回復力を実証しました。

Adjusted EBITは3億7300万ユーロ、Adjusted EBITDAは5億1900万ユーロと、2022年上半期を下回りましたが、これは不安定な市場環境に加え、ユミコアの“RISE 2030”戦略におけるイノベーションと成長に向けた支出の増加を反映しています。Adjusted EBITDAマージンは25.1%に達し、”RISE 2030 Ambitions”とほぼ一致しました。

営業活動によるフリーキャッシュフローは6,000万ユーロとなりましたが、これは二次電池材料の成長加速に備えた資本支出の大幅な増加を反映したものです。純金融負債は14億ユーロに増加し、その結果レバレッジ比率は1.30xLTM Adjusted EBITDAとなり、”2030年RISE”戦略で目標とする投資適格の範囲である2.5xに十分に収まりました。

CEO Mathias Miedreichのコメント

「ユミコアは、市場の大きな逆風にもかかわらず、業績を達成する能力を改めて実証しました。同時に、“RISE 2030”戦略の推進にも引き続き注力しました。バッテリー材料事業における今後の大きな成長を支える新たな組織体制を発表し、戦略の主要な柱を実行・実現するための責任あるリーダーシップ・チームを編成しました。また、財政規律と投資収益率へのコミットメントを維持しつつ、イノベーションと成長に関連する投資を強化しました。ユミコア全従業員の継続的なエネルギーと献身に感謝するとともに、株主価値とすべてのステークホルダーの利益を創造しつつ、”RISE 2030 Ambitions”を達成する軌道に乗っていると確信しています。」